Le Tour de France 2019 STAGE 07 フルーネウェーヘン初日落車を乗り越えた勝利
今大会最長230kmのレース。
個人的にはアタック合戦を期待していましたがステファヌ・ロセット(コフィディス)とヨアン・オフレド (ワンティ)のフランス人親友コンビがスタート直後にアタック。これが容認されて静かにレースが始まります。
しかし落ち着いたレースながら初日ステージ優勝のテウニッセン、EFのヴァンガーデレンが落車。特にヴァンガーデレンは顔、腕、膝から出血が見られ怪我の影響が気になります。
→追記
第7ステージを完走したものの翌第8ステージからはリタイアとの事。なんでも手を骨折していたと状態で残り223kmを走りきったそう。ゆっくり休んで欲しいですね…
EFにとっては大きな痛手になりました。
チームサンウェブ、ニコラス・ロッシュも落車がありました。前輪がロックしたような、ジャックナイフのようになった変な落車でしたがとりあえずは大事には至らなかったようで。
設置された3つの山岳も逃げの二人は争うことなく、集団も淡々とこなしていきます。
残り35km付近に設置されたスプリントポイント通過をきっかけにようやく集団が活性化。一気に逃げの二人との1分30秒以上差を詰めます。直ぐに10秒ちょっとの差に。
しかしその間、何故今トイレタイムの間にキンタナ、ダンマーティン、ファンアールトらが遅れ集団が少しペースを落とし、なんとか復帰。キンタナは怒られてしまったご様子。
それもあって20秒以上を何とか保ちながら二人の逃げが続きます。
集団がいつ動き出して捉えるかという雰囲気の中残り12km地点でようやくスタートから約220km、二人の長旅が終わりました。
第1ステージで既に敢闘賞を獲得しているロセットが親友に譲る形で先に集団に飲まれ、間も無くオフレドも吸収されます。
これによってオフレドの敢闘賞が確定。本当に仲良し。
ここまでの集団牽引はクイックステップ、ユンボがよく働いていましたが、10kmを切りここからボーラ、イネオスが前に。集団を引き始め明らかにスピードが上がっていきます。
5km辺り、クイックステップも前方でトレインを組み、各チームの激しい位置取りが繰り広げられます。道も狭くなってきて落車が怖かったですがなんとか何事もなく残り1km。
ザ・スプリントフィニッシュという展開、コースでフルーネウェーヘンがユアンをリム差で交わし、ステージ優勝!
第1ステージ初日落車を乗り越えここからのステージの活躍を期待させる勝利でした。
サガン、コロブレッリ、ヴィヴィアーニは伸び切らず。ユアンは本当に惜しかった…
→追記
ヴィヴィアーニは残り2km地点で前輪がパンクしていたそうです。その状態でスプリントに入り6位。伸び切らなかったとか書きましたが失礼いたしました。
ボーラ贔屓の私はいつもながらダニエル・オスの献身的な牽きが印象に残りました。カッコいいなあ。
サガンはステージ3位。スプリントでポイントも稼ぎ、マイヨヴェール争いは2位に56ポイント差。堅実です。
4賞ジャージはほぼ変動なし。マイヨブランは引き続きベルナルがおさがりを着用です。
それにしてもチッコーネイケメンだなあ。歳をとったら髭がっつり生やしたりしてイカツイ感じになるんだろうか。アラフィリップみたいに。
ポディウムガールに囲まれ、わーイタリア人ぽい。
そして今日の第8ステージは昨日のような移動・休息ステージからは一転、2.2.2.3.2.2.3級の山岳7つ。
地形を生かして逃げ切り勝利はあるのか。アラフィリップはマイヨヴェール奪還に動くのか。そしてスプリンター勢がカットされないことを祈って今日もレッツ寝不足!
第1-6ステージを軽くまとめたこちらの記事も是非どうぞ。